まいまいライフ

元東証一部勤務サラリーマンが個人M&Aを目指すブログ。野立て太陽光発電や覆面調査などの副業も

【前編】日本政策金融公庫から2回目の融資成功!感じたこととコツ

どうもシャラです。

事業をスタートする時は資金繰りに苦労しますよね。どこから融資を受けようと考えた時にまず思い浮かぶのは日本政策金融公庫(以下公庫)ではないでしょうか。今回は私が2度の融資通過をした経験から感じたこととコツなどを紹介します。これから公庫に融資審査を申し込もうと思っている方は参考にしてください。
体験談なので少し長くなります。審査のリアルな雰囲気が伝わればと思います。
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【1回目の融資】

私は一番最初に野立て太陽光発電を始め、その際に公庫に融資の申込みをしました。借入希望額は2150万円。
当時の私の状態は以下の通りです。

  • 一部上場会社勤務(3年)
  • 年収約420万円
  • 他に借入なし
  • 貯蓄約400万円(株の評価額含む)

年収の5倍以上の借入申込でした。

申込み後は電話で必要書類を伝えられる

公庫のホームページから申込をすると、電話がかかってきます。簡単に希望内容を聞かれ、後日創業計画書や借入申込書など必要書類が送れられてきます。合わせて以下の書類も同封するように言われました。

  • 設備や工事代の見積もり(各単価が書かれた詳細なもの)
  • 取得する土地の書類
  • シミュレーション表

それらを記入し、返送すると問題がなければ再び電話がかかってきて支店で行う面談の日時を決めます。
私が会社員ということを配慮してくれ、候補日をいくつか示してくれました。その電話で面談時に持ってきてほしいものをいくつか言われました。

  • 資産が分かるもの全て(通帳や有価証券など)
  • 所有している不動産の評価額が分かるもの
  • 本人確認書類(免許証など)
  • 印鑑(シャチハタ不可)

私は自宅を担保に入れるつもりだったので(でないと無理だと思ったので)自宅の評価額が分かるものを持っていきました。資産は妻のものもOKということで妻の通帳も借りました。(笑)
上記の書類に加えて私は独自の事業計画書を作っていきました。内容は予定地の日照データやハザードマップ、当発電所の特徴など事業がうまく行くことの裏付けとなるデータをまとめました。
公庫はその人の事業の向き合い方、熱意なども判断材料にするそうなのでこの事業でいける!と思った理由をしっかり伝えていくことが重要です。

面談では書類の確認が中心

公庫の支店へ行き、担当の方と面談をしました。個室のブースでした。世間話から始まり、その事業を始めようと思った経緯などの話をしました。
また、事業をする上でどのようなリスクを想定していて、どのような準備をしているのかを聞かれました。用意した書類を一つ一つ確認しみながら進められました。融資実行(入金)はいつかもここで改めて聞かれました。

自己資金は通帳が無いものでもOK

私は自己資金が点在していましたが、ネット銀行やネット証券など書類がないものも残高の画面をその場で見せることができました。担当の方が金額をメモを取ってくれていました。社内持ち株なども株数が分かるものを示せば現在の株価から資産として計上してくれました。

据置き期間は余裕をもって

返済期間は申込み時10年としましたが担当の方が「余裕を持たせましょう」と提案があり15年になりました。また据え置き期間(利息のみで元本を払わない期間)を2ヶ月としました。万が一工事が遅れたときのためとのことでした。私は結果的に工事が遅れて据置き期間に助けられたので余裕をもっての設定をおすすめします

審査結果は2〜3週間が一般的

面談の最後に結果は2〜3週間かかると言われました。そわそわ落ち着かない日々を過ごしていると公庫から電話が来ました。呼吸を整え、電話に出ると「確認したいことがあります」結果はまだでした。面談後にも確認や追加書類を求められることがあるのでその都度対応しましょう。
その後、無事審査が無事通った連絡が来て改めて公庫支店へと呼ばれます。融資契約と不動産登記(不動産担保を入れたため)をするそうです。

融資契約

支店に行き担当の方を呼ぶと審査のときと同じように個室ブースに通されます。ただ審査の時と違うのが…コーヒーが出ます!笑下民のシャラは優越感に浸りながら味わいました。
担当の方が来て融資内容の確認があります。利率の説明や返済期間、据置き期間などです。今回は創業融資枠1150万、復興支援枠1000万でそれぞれ異なる利率でしたが平均すると0.8%くらいでした。たくさんの書類に名前と住所、捺印をします。4セットくらいはしました。

団体信用生命保険加入の有無

「団体信用生命保険(以下団信)に加入しますか?」と聞かれました。団信とは借入者(私)が死亡または高度障害になった場合、借入金がチャラになるというものです。私の場合は加入するのに20万円近くかかるとのことだったので今回は見送りました…(死んでたまるか!)加入費用は借入金額や返済期間によって変わるようです。
その後司法書士の先生が来て土地の担保設定で登記を行いました。費用は7万円くらいでした。

融資実行

最後に担当の方から太陽光発電が完成し、電力会社と系統連結したらその契約書の写しを提出するように言われました。計画通り資金を使っているか融資実行後もしっかり確認しているんですね。
先にも書きましたが、工事が遅れて電力会社との契約書を提出するのが予定よりも遅れました。その際に何度か公庫から催促の電話が来ました(汗)

【一回目融資の所感】

こうして一回目の融資は無事に終わり事業をスタートできました。公庫の対応は丁寧で創業に対して非常に前向きで、担当の方からサポートしようという姿勢が伝わってきて好感が持てました。
印象としてはサラリーマンとしての給与があったので担保がなくともいけた気がします。
しっかりと黒字になるロジックを持って事業への思いを伝えれば融資は取れると思います。そのために公共料金の引き落とし履歴や今の借入額には注意していきましょう!!

長くなったので一旦区切ります。

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