【1話】個人M&A活動記〜大阪編〜
どうもシャラです。
サラリーマンを辞めて個人M&Aの活動を今月から本格的に始めましたので、その活動報告したいと思います。経緯はこちら↓
最速で社長になる方法、個人M&A - まいまいライフ
まず最初に向かったのは…大阪です!
仙台空港から初Peachを乗りいざ大阪へ
千里中央の和楽路屋さんでたこ焼きを食べ、
梅田スカイビルを登り、
梅田のゆかりで焼きそば&お好み焼きを喰らい…
全然仕事してないじゃねぇか!って思いますよね(汗)そりゃそうです。大阪なんて修学旅行以来だよ!食い倒れるしかないだろ!
そもそもなぜ大阪へ?
たこ焼きを喰らう2日前…突然師匠から一本の電話。
「明後日大阪どうですか」(師匠は誰にでも敬語)
「!?」
「パン屋などの飲食店を3つ経営してる社長に会いに行きましょう」
3月から自由に動いてやるぜって思っていたけれどあまりにも唐突。でも経営者とまともに話したこともない私としてはまたとない機会。
「行きます」
2つ返事で決まり、即航空券を取りました。
話を聞くと師匠のもう一人の弟子も来るようです。彼は地元の石川県でパン屋をやりたいらしく、それで今回の話が出たようです。私は彼の話は以前から聞いていましたが、会うのは初めてだったのでそれも楽しみでした。
独立仲間と出会い、飲食店の視察へ
今回会う社長はパン屋の他にイタリアン、ハンバーグ店を経営している方でした。
その内パン屋とハンバーグ店が同じ駅ビルに入っているので今回はその2店舗を見させてもらうことになりました。
新大阪駅で師匠たちと待ち合せました。しかし新大阪駅デカ過ぎだろ…我らが城、仙台駅何個分あるんだよ。
そこから視察するお店を電車で目指します。弟子仲間もとい独立予備軍仲間の彼とも初めましてをして道中お互いの独立の経緯などを話しました。私はそういう方ともほとんど会ったことがないので、すでに興奮していました(´Д`)ハァハァ
お昼前にパン屋に着きましたが社長の姿はありませんでした。その間、普通の客を装いパンを購入することに。なんだか覆面調査みたいですね。
お店は老若男女問わず入りやすい雰囲気。シンプルでナチュラルな感じ。価格は平均1個150〜160円くらい。「焼きたて」の札がついていたクリームパンを購入。スタッフさんは愛想よく好印象。でも平日の昼前だからかお客さんはちらほら。
パンはかなり美味しい。
食べていると社長が来ました。意外とラフな格好でフランクな方でした。同じ駅ビルに入っているハンバーグ店に移動してお話を聞くことに。店内は女性が好みそうなお洒落な雰囲気。ディナーに良さそうなお店です。
シナジー効果を狙った経営
他のパンの試食をいただきながら軽く自己紹介をしたあとにいくつか質問をし、お店のことを教えてもらいました。(人気No.1の塩あんこパンは超美味い!)
- 飲食店はハンバーグ店が先でパン屋は2年前にオープンしたばかり
- M&Aではなく全て社長がゼロイチ起業した
- パン屋は一日1000個売り、売上は月450万
- 最近ローカル番組にも取り上げられてどちらも好調
- テナントは25坪で月45万くらい
- パン屋の設備投資は2700万くらい
月に450万とオープン2年とは思えない売上でした。具体的な粗利や営業利益は聞いていませんが、売上高が年5000万越えは会計のことをよく知らない私でも尋常じゃないことは分かりました。
大阪の街を少し歩いて飲食店の多さに驚きました。それだけのレッドオーシャンで生き残り、3店舗経営していくことの難しさは容易に想像できました。
工夫していることを聞くと、同じ駅ビルに2店舗あるのでヒトとモノを上手く行き来させているそう。
だいたいのスタッフさんはどちらの店舗も出来るように教育してあり、柔軟なシフト対応や応援体制が取れるみたいです。
ハンバーグ屋ではハンバーグとセットのパンをパン屋で焼いたものを出しているそう。一方でパン屋には焼いたハンバーグを持って行ってハンバーガーにして売ってるそうです。
両方のヒトとモノを活かして上手にシナジー効果を引き出せていて流石だなと驚きました。
また感じの良いスタッフを採用するコツを聞いてみると、働いているスタッフの紹介だそう。既存スタッフの満足度を高めることも経営者の重要な仕事なんだと思いました。
私が選んだ道とは
その後社長と一旦別れ、師匠たちと冒頭の食い倒れに興じます。夜は再び社長と会って4人で飲みました。
そこで社長から様々な経営の難しさを聞きました。テナントの選定に従業員との考え方のすれ違い、売上が下がった時の恐怖など、そのリアルな言葉に私が選んだ道は茨の道なんだなと改めて思い知らされました。しかも私は退路を断った。あぁもうやるしかない!
まさかの急展開
すると社長は唐突にパン屋を目指している彼に言いました。
「パン屋を目指してるなら明日の仕込み来てみないか」
彼は行くことにしました。私も誘われたので行ってみることにしました。何事も経験。
「朝4時からだよ」
「!?」
ホテルから始発で行くことになりました。(始発でも6時着ですが)
まさか仕事を辞めて、大阪でパンをこねることになるとは思いもしませんでした。だから面白いんです。ちなみに師匠は起きられないから行かないそう。笑
現場に入ってみなきゃ分からない
翌朝お店に行くとすでにパンがいくつも焼き上がっていました。社長もいました。早速エプロンと帽子を借りて焼いたパンを並べたりパンをこねたりしました。あんぱんやカレーパン、メロンパンなど30個くらいは作りました。初めて触る生地の感覚。意外と伸縮性があります。
冷蔵庫には一つ一つ原価が書かれたレシピがいくつも貼ってありました。原価率はおおよそ40%くらいでかなり高い印象です。質と価格のバランスは難しい…
作業をしながら社長に一日どれくらいロスを出しているか聞くと50個だそう。一日1000個だから0.5%とかなり低い!
実際に現場に入ってみて、大手飲食店で4年バイトしてきた経験から見ると食材の置き方や作業性にも改善の余地は結構ありそうでした。
それでもバイトくんからの話で立ち上げのときは相当の苦労があったようでした。試行錯誤に試行錯誤を重ねてパンを作る順番やメニュー開発をしたそう。最初のころはカレーパンを揚げると中身が飛び出しまくって大変だったそう…
そうして私とパン屋志望の彼、素人2人が作ったパンは陳列棚に運ばれていきました。(ドキドキ)
また会おう同志よ
2時間の作業が終わり、社長からお土産にと食パンをもらいました。これがめちゃくちゃ美味しかった!(嫁いわく今まで食べた中で1番だそう)
社長にお礼とお別れを言い、師匠が寝てるホテル近くの駅まで彼と二人で向かい、師匠が起きるのを待ちました。
その間カフェで彼と色々な話をしました。私と違うタイプでしたが、お互い独立を考えているので話は尽きず、いつか石川県に遊びに行ってみたいと話しました。
そして師匠がやってきて言いました。
「石川に行きましょう。創業1300年の宿ってどんなものか気になりませんか!?」
早速私の石川デビューが決まりました。
続く
※ちなみに新大阪駅で迷いまくって帰りのチケットを紙くずにしました…orz
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